マヤ暦について
マヤ暦は、古代マヤ文明で使われていた暦の総称で、非常に複雑で精密な時間概念と宇宙観に基づいています。一般的な太陽暦とは異なり、複数の異なる周期の暦が組み合わさっているのが特徴です。
マヤ暦には以下のものがあります。
ツォルキン(神聖暦)
20の聖なる日と13の数字を組み合わせた260日周期の暦です。
ツォルキンは、個人の魂の特質や運命、人間関係などを読み解く際に最もよく用いられます。個人の生年月日をツォルキンに当てはめることで、「太陽の紋章(ウェイブスペル)」と「音(トーン)」と呼ばれるエネルギーが導き出され、その人の本質や役割、潜在能力などを知ることができます。
占術的な要素が強く、「マヤ暦占い」として広く知られているのは、このツォルキン暦をベースにしたものです。
ハアブ(太陽暦)
365日周期の太陽暦で、18の月(それぞれ20日間)と、最後に5日間の「ウァイェブ」と呼ばれる不吉な期間が続くことで構成されます。
現代の太陽暦に近く、農業や儀式など、日常生活のサイクルを管理するために使われていました。
長期計数暦(ロングカウント)
非常に長い周期を持つ暦で、宇宙の始まりから現在までの日数を連続して数えるものです。
5,125年周期で一つのサイクルが終わり、世界が大きく変化すると考えられていました(2012年の終末論は、この長期計数暦のサイクル終了が誤って解釈されたものです)。
宇宙的な時間軸や、文明の興亡を捉えるスケールの大きな暦です。
マヤ暦占いの特徴(ツォルキンをベースにしたもの)
「今日のエネルギー」
日々変化する宇宙のエネルギーを読み解き、その日の過ごし方や意識の向け方を示します。
「魂の設計図」
生まれた日のツォルキンの組み合わせ(紋章と音)から、その人の持って生まれた才能、使命、魂の特性、人間関係の傾向などを深く読み解きます。
「鏡の向こう」や「類似キン」: 特定の関係性を持つツォルキンの組み合わせが、人生において重要な出会いや学びをもたらすとされます。
「時間」に対するユニークな概念: マヤ暦では時間は単なる物理的なものではなく、生命力や意識、宇宙のエネルギーそのものと捉えられます。
マヤ暦は、単なる未来を予測する占いというよりも、自分自身や宇宙の法則を深く理解し、より意識的に人生を創造していくためのツールとして活用されています。ご自身の生年月日からマヤ暦のエネルギーを知ることで、新たな気づきや自己理解が深まるかもしれません。
もしご自身のマヤ暦のエネルギーに興味があれば、生年月日を教えていただければ、ツォルキンでの基本的な要素を導き出すことができますよ。
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